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2006年7月24日 (月)

「想定外の災害」と簡単に言えない時代に

今回の長野県を中心とした災害でも「こんな事が起こると思っていなかった」という声が散見されるが,もはや,このようなことは行政側も住民側も軽々しく言えない時代になりつつあるように感じる.主な災害発生箇所について考えてみると以下のようになる.

岡谷市湊三丁目の土石流
住家被害・人的被害が発生した付近を流れる渓流は土石流危険渓流となっていた.土石流発生源頭部の渓流はこの渓流の支流で直接土石流危険渓流に指定されていなかったが,被災場所から見たら本質的な差ではない.

岡谷市川岸東二丁目の土石流
土石流危険渓流で土石流が発生した.

諏訪市中ノ沢川の土石流
土石流危険渓流で土石流が発生した.

岡谷市上ノ原小学校裏の土石流
土石流危険渓流に指定されていなかったが,小学校を土石流堆積域としうる隣接渓流が土石流危険渓流に指定されていた.土石流が発生したのはこの支流.

諏訪市街地の浸水
過去の浸水域とほとんど同じであった.

土砂災害を警告する情報
長野地方気象台は,7月18日20時39分に,松本地域、諏訪地域、上伊那地域、木曽地域に大雨警報の重要変更(過去数年間で最も土砂災害の危険性が高まっています)を発表していた.

情報の公開
上記の土石流危険渓流や,警報情報は,すべてインターネット上で公開されていた.

土砂災害をピンポイントで事前予測すること(なになに集落の裏が何時間後に崩れる,といった情報)は難しい.しかし,上で見たように,全く思いもよらないところで思いもよらないことが起こったかというと,そんなことはない.

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