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2008年9月 2日 (火)

規模評価の難しい今回の豪雨による浸水被害

今回の豪雨(平成20年8月末豪雨)による全国の浸水被害は,9月2日17時30分現在の総務省消防庁資料によれば,床上浸水1465棟,床下浸水7126棟とのことです.うち,愛知県は同1020棟,2755棟です.なおこのほかに,名古屋市で床上浸水1147世帯,床下浸水7575世帯がある旨が注記されており,これらは合算されていません.多くの場合,世帯数=棟数にはならず,都市部ほどその傾向がありますから単純に合算はできません.愛知県庁で公表されている資料ではこれとは違った値も記載されており,まだ大きく変動する可能性(増えることもあれば減ることもある)もあります.今回の豪雨による浸水被害の規模評価は,少々難しそうです.

仮に消防庁の資料をもとに床上浸水の棟数と世帯数を合算すると,約2000棟となります.愛知県では,床上浸水2000棟以上の事例が1971年以降5事例あり,おおむね10年に1回程度発生していることになります.

愛知県の主要豪雨災害記録 1971-2006
http://disaster-i.net/disaster/20080829/saigai.html

下記は,上の表にも載っている1991年の愛知での豪雨被害があった後の1991年9月下旬の朝日新聞記事の見出し抜粋です.我々は,目先のことにばかりとらわれず,時空間的に長い目で災害に接していくしかない.そんな気がしてなりません.

未明の警報、遅れた対応 東海の豪雨災害 【名古屋】
濁流、住宅街のむ 大雨で東海地方に被害 【名古屋】
水位情報を防災に使えず 春日井市の内津川の堤防決壊 【名古屋】
7000余戸が浸水 名古屋の大雨被害 【名古屋】
「水防システムを徹底」 内津川水害で愛知・鈴木知事 【名古屋】

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