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2009年8月11日 (火)

人的被害の特徴

不明確な点が多いのですが,佐用町などでの豪雨災害における人的被害の特徴について,10日23時ころ時点での当方の見解です.

洪水そのものによる犠牲者が多いと思われることが大きな特色です.

  • 10日23時時点ではまだ詳細に検討できていないが,犠牲者の多くは洪水そのものによる犠牲者のように思われる.近年の豪雨災害では,洪水そのものによる犠牲者は多くなく,仮に10名以上がそうであれば,2004年台風23号以来の規模となる.
  • 避難しようとしていて,流されて死亡したケースが複数見られるようである.筆者の2004年以降の豪雨災害犠牲者の調査によると,何らかの避難行動をとっていたにもかかわらず犠牲となったケースは全体の約1割(262名中25名程度)で,さらに避難先に向かう途中に犠牲となったケースは十数名である(他は避難先での遭難や,避難場所から離れた後での遭難).
  • まだ明確には言えないが,今回の事例では,「避難先に向かう途中に遭難した犠牲者」が,1事例あたりでみると2004年以降最多となった可能性がある(これまでの事例ではこのようなケースは1事例あたり最大4人程度).

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