« この記事はさすがに | トップページ | 高校で講演 »

2009年8月24日 (月)

朝日新聞で報道されました

少し時間が経過していますが,8月16日付朝日新聞で当方に関する報道がありました.佐用水害に関しての記事で,朝日新聞による同行取材を受けての記事です.

記事中の「公民館には、災害時の連絡網や避難場所についての掲示があり、自治会の防災意識の高さがうかがえる。」は私も確認しており,重要なポイントとして注目しています.これについては,今後もう少し精査したいと考えています.

-------------------------------
冠水80センチ、避難中犠牲に 兵庫・佐用の豪雨から1週間 【大阪】

 西日本を中心に襲った豪雨から16日で1週間。被害が集中した兵庫県佐用町では、避難しようとした多くの住民が濁流にのまれる異例の惨事が起きた。豪雨災害の人的被害について研究する静岡大防災総合センター准教授の牛山素行(もとゆき)さん(41)と14日に現場を歩き、水害対策に生かすための教訓を探った。(川田惇史、浅倉拓也)

 3家族の8人が死亡、1人が行方不明になった佐用町本郷の町営幕山住宅。建物の損傷は目立たないが、町内での死者・行方不明者20人のほぼ半数を占めた。避難場所の幕山小学校までは北東に200メートルほど。牛山さんは「逃げたくなるのも無理はない」。
 小学校近くの道路に並行して幅約1・5メートルの用水路があり、はんらんした幕山川に注ぐ。目撃情報などから、犠牲者はこの付近で流されたとみられる。用水路付近は周囲より土地が低い。こびりついた草から、豪雨が降った夜は80センチほど冠水していたことがわかった。幕山住宅と小学校の間にある公民館には、災害時の連絡網や避難場所についての掲示があり、自治会の防災意識の高さがうかがえる。
 ただ、大人でも、流れる水にひざまでつかればほとんど歩けなくなるという。水深50センチほどだ。牛山さんが専門器具で地形の高低差を測ると、平らに見える住宅地でも1メートル前後の起伏があった。「1、2メートルの高低差はほとんど意識されないが、水害時の避難ではとても重要だ」という。
 一方、幕山川が合流する佐用川流域の久崎(くざき)地区では堤防の一部が壊れ、多くの住宅が倒壊。商店の壁には2メートル近くの高さまで泥水の跡が残っていた。それでも死者・行方不明者は出なかった。
 ここは04年9月にも台風で浸水被害を受けた。住民の多くは「その経験があって助かった」と口をそろえる。呉服店を営む花高イヨさん(59)は「04年の時は深いところで50センチほど冠水し、何とか近くの体育館に避難した。今回はすぐに水かさが増して04年の時を超え、外は危ないと判断した」。商店街の他の人たちもそれぞれ2階に上がった。牛山さんは「犠牲者が出なかったのは驚きだ」と言う。
 牛山さんが04~08年の全国の豪雨災害について調べたところ、計262人の犠牲者のうち8割は避難行動を取らないまま遭難。避難先や避難の途中で亡くなった人は1割にも満たなかった。
 このため、水害時の避難の経路や場所について行政は十分に検討してこなかった。牛山さんが04年末、全国737自治体を対象に豪雨災害への備えなどを聞いたところ、4割の自治体は「避難場所の選定で浸水の影響は考慮していない」と答えた。「災害の種類に応じた準備を、自治体だけでなく地域や個人でも考えておくべきだ」。牛山さんはこう指摘した

|

« この記事はさすがに | トップページ | 高校で講演 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179710/46015065

この記事へのトラックバック一覧です: 朝日新聞で報道されました:

« この記事はさすがに | トップページ | 高校で講演 »