« 東京新聞で報道されました | トップページ | 緊急地震速報関係の論文を公開 »

2009年9月 4日 (金)

毎日新聞で報道されました

9月2日付毎日新聞で,当方の調査結果とコメントが報道されました.

「豪雨災害時には,避難途中で遭難することもある」という事実は,佐用豪雨災害を通じてかなり広く知られるようになったと思いますが,私がそのことを強く意識し始めたのは,記事中にある2004年の香川での事例からです.

これはまさに「貴重な教訓」です.そして,「打てる手のある課題」だとも思います.したがって,「けっして繰り返されてはならない遭難形態」だと強く感じています.

以下に記事を引用します.
-------------------------------
備える:水害対策/8 避難行動中の被災例多く

 04年8月17日、台風接近による豪雨に見舞われた香川県大野原町(現・観音寺市)で、公民館に避難していた72歳と45歳の女性が洪水に巻き込まれ死亡した。現地を調査した静岡大防災総合センターの牛山素行准教授(災害情報学)によると、2人は自宅の裏山の崩落を心配して公民館に自主避難したが、土石流でせき止められた近くの川があふれ、公民館に押し寄せた。公民館は土石流や洪水の危険性が高い場所にあり、避難所に指定されていなかった。

 牛山准教授の調査によると、04~08年に国内で発生した豪雨による死者の約1割は、何らかの避難行動中だったとみられる。徒歩や車で避難所に向かったり、知人宅に身を寄せている最中に、洪水や土石流に遭ったケースが多いという。

 牛山准教授は「時間に余裕があれば、行政指定の避難所に逃げるのがベストだが、浸水などの状況によっては、自宅の2階に避難した方が安全な場合もある。避難のタイミングや避難先については、地域の災害リスクなどの情報をあらかじめ入手した上で適切に判断することが重要だ」と指摘する。

 避難をする際の具体的な注意点は何か。土木研究所の末次忠司・水環境研究グループ長によると、市区町村の避難勧告・指示には速やかに従い、避難情報が出ていない場合は原則として(1)自宅周辺の浸水の深さが50センチ未満で、流速が秒速50センチ未満=指定避難所へ(2)水深50~100センチ、または流速同50~100センチ=近所に避難(3)水深100センチ以上、または流速同100センチ以上=自宅から出ない--との行動をとるべきだという。

 浸水時に避難する際は、道路と水路・側溝の境界が分かりにくくなっていたり、下水道管の水圧上昇でマンホールが外れている場合があるので注意が必要という。また、末次さんは避難時に最低限持参する物として▽懐中電灯▽携帯ラジオ▽乾電池▽携帯電話と充電器▽ロープ▽最低2日分の食料--などを挙げる。

 末次さんは「川や用水路の様子を見に行った人が流される例が後を絶たない。急激に増水する恐れがあるので、避難時も含め水辺には絶対に近づかないでほしい」と訴える。【福永方人】=つづく

|

« 東京新聞で報道されました | トップページ | 緊急地震速報関係の論文を公開 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179710/46097191

この記事へのトラックバック一覧です: 毎日新聞で報道されました:

« 東京新聞で報道されました | トップページ | 緊急地震速報関係の論文を公開 »