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2009年12月30日 (水)

善意や熱意を批判することの苦しさ

近年の防災の現場では,「善意」や「熱意」を背景とするキーワードが多く見られます.

「自助・共助」はその代表例でしょう.要援護者支援,ボランティア,助け合いの心,思いやり・・・・ 言葉はいくらでも出てきそうです.

以下のフレーズをどう思われるでしょうか.

「ボランティア」で,「住民主体」で,「地域の防災意識を高める」

全く正しい.議論の余地もない.そう思われる方も多いかもしれません.どこがいけないんだ,この考えがおかしいなんて,どうかしているんじゃないか.そう思われるかもしれません.

「住民主体で熱心に地域防災に取り組むことを否定するなんて,とんでもないヤツだ」

と思われるかもしれません.

しかし,それでもわたしは,上記のような考え方,スローガンを,全面的に賞賛することはできないと考えています.

防災に関わる「善意」や「熱意」は,言うまでもなく,全面的に否定されるべきものではありません.しかし,「(建設的)批判が許されないもの」,「いいことなんだから賛同・協力するのが当たり前なもの」であってはならないと思います.

防災に関わる取り組みに「正解」はありません.しかし,「誤り」はあり得ます.「善意」に基づき,「熱意」を持って取り組まれたことであっても,それが「誤り」であれば,批判・修正されるべきものでしょう.地域防災の取り組みは,善意や熱意,「高い防災意識」を競い合うものではありません.

防災と言っても,非常に幅広い対象があります.しかし,もっとも単純化して,最も重要な問題を抽出するとすれば,地域防災の取り組みとは,「善意,熱意,意識」といった「心の問題」ではなく,「災害による被害軽減を図る」という物理的,即物的な問題なのではないでしょうか.

善意を持つこと,熱意を持つこと,思いやりの心を持つこと,意識を高めること.これらはけっして間違いではありません.しかし,それらは「目的」ではないはずです.「目的」は「被害軽減」です.善意があっても,熱意があっても,思いやりの心があっても,意識が高くても,それらが導く方向が「被害軽減」に対してマイナスに働くことがあるとすれば,それは批判の対象になり得ると筆者は考えます.

防災に関わる取り組みは,たとえどんなに「善意」「おもいやり」にあふれ,「熱意」を持って取り組まれたものであっても,冷静かつ客観的に観察・評価され,必要があれば批判も受けなければならないものだと思います.

2009年,特にここ数ヶ月の筆者は,防災に関わる「善意」とどう向き合うかというテーマに翻弄され,多くのエネルギーを費やした感があります.

筆者の目標は「自然災害による被害軽減を図ること」であり,そのために自らの専門性を背景として,事実を明らかにし,できることに取り組む,というのが基本姿勢です.その姿勢は,今後も守っていきたいものです.

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2009年12月18日 (金)

水災害監視・予測勉強会

国土交通省主催の「水災害監視・予測勉強会」が12月17日に行われ,委員として出席してきました.

「勉強会」とありますが,研究会的なものと言うよりは,いわゆる「委員会」に近いものです.特に河川災害に関わる各種情報として,どのような情報が提供できるか,といった内容が主体となっています.年度内にあと2回が予定されています.

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2009年12月14日 (月)

大雨災害における避難のあり方等検討委員会

内閣府主催の「大雨災害における避難のあり方等検討委員会」の第2回委員会が12月14日に行われ,出席してきました.

http://www.bousai.go.jp/3oukyutaisaku/kentoukai/kentoukai2.html

に議事要旨が載っています.

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2009年12月 7日 (月)

危機管理研究会で講演

12月7日,(財)日本防火・危機管理促進協会主催の,「第1回危機管理研究会」で講演を行ってきました.出席者は自治体関係者が主体で,内容は豪雨災害による人的被害を始めたとした話題でした.

いろいろな連携の芽がこのような場で生まれていくと思っています.

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