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2011年1月 5日 (水)

ふじのくに防災フェロー養成講座の募集開始

 静岡大学防災総合センターでは,文部科学省の科学技術振興調整費による地域再生人材創出拠点の形成事業「災害科学的基礎を持った防災実務者の養成」として,静岡県と連携して,「ふじのくに防災フェロー養成講座」の人材養成プログラムを平成22年度から開始します.

 本講座は,自治体や企業等で災害に関する実務に従事している方をおもな対象に,災害発生後の「危機管理ノウハウ」にとどまらず,災害の事前予防を目指し,地域の災害特性を理解し,災害に関わる科学的情報を読み解ける,実践的応用力を身につけた人材を育成することを目標とします.

 具体的には、i)最新の災害科学基礎知識(地震、豪雨などの自然科学的知識にとどまらず、災害時の人間行動など人文社会科学的知識も含む)修得を目的とする講義、ii)災害科学に関わる現地踏査、文献、データ収集、観測などを通じて得られた各種データの読解・処理作業などを行う実習・演習、iii)担当教員の個別指導によるセミナーを通じ,災害科学的基礎を背景とした実践的応用力を養います.受講者には,最終的に自らの課題をとりまとめ,学会など外部での発表を義務づけます.

 講義・実習,とりまとめた課題の発表などが達成された段階で,静岡大学及び静岡県より「ふじのくに防災フェロー」の称号が付与されます.

 本講座の第1期(平成22~23年度)受講生の応募を,1月5日~1月28日の間受け付けます.詳しくは,下記のページをご覧ください.

ふじのくに防災フェロー養成講座
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fellow/

募集要項
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/fellow/H22-all.pdf

 本講座の受講は,静岡県内在住者に限らず,受講生の事情が許せば全国どこに在住している方でも受講を受け入れます.

 この講座はいろいろな意味で特色ある講座です.ある意味,「よくありがちな防災講座」に対する建設的な挑戦とも言えるかも知れません.受講を考える方に留意点を挙げるとすれば以下のようになります.

  • この講座はいわゆる「防災好きな人」を対象と考えていません.防災に関する業務に携わっている方が対象です.「自主防災組織」は「業務」とは考えていません.
  • 行われる講義実習は,講演会のように講師の話を聞いていれば良いという形式のものではなありません.計算,作図など,数値や物理的・質的データを用いた作業を必ず伴います.
  • 講義実習の中で,高校程度の数学,物理等の基礎知識が必要となる場合があります.
  • 講義実習の中で,災害発生時の対応についてのテクニック,ノウハウといった内容はほぼ皆無です.防災に関わる自然科学,社会科学的な基礎知識が主な内容となります.
  • 個別指導の成果は,学会等の学外の専門的な場で発表することを義務づけます.「活動報告」は学会での発表対象になりません.また,専門的な場では「熱心に取り組んだ」ことは格別評価の対象になりませんし,「熱い思い」はあっさりと批判されることもあります.

 本講座に関心をお持ちの方は,受講をご検討いただければ幸いです.

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