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2011年3月19日 (土)

衛星写真から田野畑村の津波遡上高を読取

Googleの「被災地の衛星写真」を用いた津波遡上高の推定.岩手県田野畑村を読みました.マイマップ上に整理.
http://bit.ly/g6ZBj7

田野畑村の読み取り結果と津波浸水予測図.画像版.
http://twitpic.com/4ap8j4

一番北の明戸地区は遡上高10~16mくらい.高さ4mの防潮堤が崩壊しています.主な集落は海岸から1km以上奥に立地しており,そこまでは到達しなかったように見える.

明治三陸津波の時に標高約30mの尾根を津波が越えてしまった羅賀地区.今回の遡上高は概ね20m程度のように見える.

羅賀の南側の平井賀の遡上高は海岸近くで約18m,奥の方では14m.旧羅賀小学校には到達していない.羅賀,平井賀とも明治三陸津波の浸水範囲よりは狭い(低い)ように見える.

海への開口部が狭く,かつ地盤高約8mの水門で海と区切られた島の沢地区.遡上高10mだが,建物の流失は倉庫,作業場が中心で,住家の流失はなかったように見える.

島越地区は激しい被害.海岸近くでは概ね20mまで遡上し,地盤高約16mの三陸鉄道高架橋が橋脚とともに完全に流失している.写真のゆがみかも知れないが,鉄筋2階建ての旧島越小学校校舎が流失しているように見える.
http://twitpic.com/4apfl2

ただし,島越地区も浸水範囲自体は明治三陸津波より狭いように見える.これらの地区では避難場所はすべて明治三陸津波の浸水域より高所に設けられており,避難場所が津波に襲われた可能性は低い.

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