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2011年7月30日 (土)

まとまった豪雨が異様に少ない年は2008-2010の3年間で終わった模様

近年短時間の豪雨が増えているとよく言われます.全国AMeDAS観測所で80mm/h以上が記録された回数の経年変化.最近30年間で前半より後半の方がやや多いように見えます.このこと自体は私も否定しません. http://twitpic.com/5y7gbj

長時間の降水量の例として,1日200mm以上が記録された回数をグラフにしたのがこれ.最近30年では,後半の方がやや多そうですが,1時間80mmのグラフよりは不明瞭.注目すべきは,最近3年間は「記録的に少ない」ことです. http://twitpic.com/5y7h6l

2008年以降の3年間は,まとまった雨が広範囲で降る事例が少ない状況が続いていました.意外かもしれませんが,「豪雨が少ない状態」が3年も続きました.しかし,それ以前の記録から見てそんな状態が長く続くとは思えません.このことを私は昨年くらいから至るところで主張していました.

2011年は,台風6号通過後の7/23の時点で日降水量200mm以上の回数は153.すでに2008-2010年の水準を超えています.この3日でさらに増えたことは間違いありません.まとまった豪雨が異様に少ない年は2008-2010の3年間で終わった模様です.
 

今回の豪雨は,降水量の記録(当該地域にとっての)からみて,2007年,あるいは2006年以来4,5年ぶりの激しい豪雨事例だったと思います.

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