1970年代以降で死者・行方不明者が100名以上となった暴風雨災害
台風12号による死者・行方不明者数は110名以上となりそうです.理科年表を元に,1970年代以降の日本で死者・行方不明者数が100名以上となった事例を挙げると表のようになります. http://t.co/wD7khNE
昭和58年7月豪雨は山陰豪雨とも呼ばれます.島根県三隅町,浜田市を中心として災害が発生しました.昭和57年7月豪雨は範囲も広いですが,主に長崎県での被害が大きく(死者不明者299名),長崎豪雨とも呼ばれます.いずれも台風と直接関係ありません.台風本体ばかりに目を奪われてはいけないという例です.
1979年台風20号は人的被害が大きいですが,この6割は船舶遭難による海難事故の遭難者であり,洪水・土砂災害の犠牲者が多かったわけではありません. http://goo.gl/3Ur6U
1976年台風17号は,長良川の本川破堤による洪水や,小豆島での大規模土砂災害などをもたらしました.降水量もまさに記録的な値が各所で観測された,本格的な豪雨災害です.
1974年台風8号は,台風本体だけでなく,台風の影響を受けた前線の活動によって豪雨が引き起こされ,被害がもたらされました.人的被害の約4割は静岡県で発生した,いわゆる七夕豪雨です.
結局,暴風雨災害という意味では,今回の台風12号による人的被害は,昭和57年7月豪雨以降で最大規模の被害.1970年代以降でも5位前後に相当する規模と言えそうです.
図は気象庁資料にもとづく1970年代以降の豪雨災害被害の経年変化です.一貫して減少していることが分かります.1970~80年代は今より豪雨による被害規模が大きかったのですが,その時代に匹敵する被害が現代に起きてしまったことになります. http://t.co/aDzzWz2
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