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2012年7月15日 (日)

今回も土砂災害は起こるべき場所で起こっている

洪水も土砂災害も,「まさかこんなところで」起こることはまずありません.今回の九州北部豪雨でもその傾向は同様です.

報道等をもとに,7月12日の豪雨により,阿蘇市内で死者・行方不明者を伴う土砂災害が発生した箇所が12箇所特定できました.この位置をもとに,

熊本県土砂災害情報マップ
http://goo.gl/uzk7X

を参照して何らかの土砂災害関係の指定箇所になっているかどうかを確認しました.その結果12箇所中9箇所は,土砂災害警戒区域,同特別警戒区域,土石流危険区域,急傾斜地崩壊危険箇所のいずれかの指定地であると読み取れました.

これらの位置を,国土数値情報「土砂災害危険箇所」データとともに,GISソフトMANDARAで分布図として示すと下図のようになります.国土数値情報「土砂災害危険箇所」には土砂災害警戒区域,特別警戒区域は含まれていないので実際の指定区域はもっと広くなりますが,あくまでも目安として.
Aso
至る所に危険箇所があり,不思議な場所で土砂災害は起きない,ということがよく分かります.

図中「坂梨B」は,この場所 http://goo.gl/quef6 になります.住家数棟が流失し,死者5名を生じましたが,ここは指定箇所になっていませんでした.ただし,この地区付近は土砂災害警戒区域の設定作業がまだ行われていないようで,行われていれば警戒区域くらいにはなっていたのではないかなと思える地形でしたが,どうでしょう,もっと詳しい方.

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