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2014年8月24日 (日)

2014年8月21日広島豪雨災害現地調査雑感

2014年8月21日広島市現地踏査写真

安佐南区,安佐北区の限定的な範囲に土砂災害が集中.安佐南区八木付近では地上から視界内に目視で見える土石流らしきものだけで少なくとも4,5本以上.さまざまな規模の斜面崩壊も少なくない.土石流そのものの規模(長さ,幅)は特別に大きい感じはしない.

1_2 どなたかが書いていたが,2009年山口県防府豪雨災害の時の良く似た印象を持つ.谷出口付近で大きな被害が出ているのは,まさに1999年広島豪雨のデジャブの様.その意味で,住家の被害形態も今回新たに見られたようなものではない.
Yamamoto 安佐南区山本で,子供2人が亡くなった現場はいろいろな意味で悲惨.この被害をもたらしたのは幅10m長さ10m深さ数十cmで傾斜35度程度の小規模な斜面崩壊.たまたまこの崩土が住家を直撃し,1部屋分の壁を破って屋内に土砂が流入した.この付近には土石流は皆無で,斜面崩壊も他には明瞭なものは確認できなかった.緑井,八木付近とは全く異なる状況.被災住家は地区10年以内くらいの新しいお宅.補修により継続使用は可能と思われる被害程度.
3_2 今回の土石流などで浸食されて地層が見えている箇所が多くあるが,明瞭な土石流堆積物がよくみられる.これも1999年広島豪雨のデジャブ.申し訳ないが,「お宅は土石流の上に建っています」という状況.
そういえば,これは気象庁命名豪雨にしないのかな.つけるなら「平成26(2014)年8月広島豪雨」だろうか. うむ,一連の豪雨をまとめて「平成26年8月豪雨」と命名する可能性もあるか.昭和42年7月豪雨(死者・行方不明者369人),昭和47年7月豪雨(同447人)などの記録を読むと,「昨今の穏やかな災害」と比べると本当に地獄のような思いがする.
→実際に「平成26年8月豪雨」と命名された
平成26年7月30日から発生した豪雨の命名について

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