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2014年9月 5日 (金)

NHK名古屋「豪雨・台風からどう身を守るか」 出演感想

NHK名古屋局制作・東海北陸スペシャル「豪雨・台風からどう身を守るか」 http://goo.gl/McP0XP に出演.私の話は別として,ビデオ紹介された本巣市などの事例がなかなか面白く,東海以外の地域で流れないのがもったいない感じだった.なかなか興味深い番組だったので出演の感想をメモ.
 
本巣市の台風12号接近時の対応事例は,早期に市内に広く避難準備情報を出し,その後,確実に孤立化しそうにな地区が出た時点で地域を絞った早めの避難指示.勧告等の基準に固執せず(ここが特にいい),いろいろな情勢を基に決断し,避難指示を受けた住民もスムースに周囲に伝えていた.
 
福井市蔵作の2004年福井豪雨時の対応事例は,住民が異様な豪雨に早く気が付き,近くの川の様子を確認(ここは見方によっては少し危ういが),川が尋常でないことをトリガーに,自主的に避難を呼びかけた.この事例は,「におい」とかの「前兆ならぬ発生情報」でなく,豪雨と川の増水という「単純明快な前兆」をつかんだところに感服.川が尋常でない程度に増水している時は土砂災害だって起こるものと考えていい.
 
蔵作の場合は,2004年からさらに5年ほど前の豪雨災害の記憶が生きたらしい.直近の経験をもとに,素因を理解していたと解釈できる.経験だけには頼れないが,経緯はともかく素因を知り,怖れを持っていたことは大変重要.
 
そもそも2004年当時だと,洪水も土砂も,ハザードマップは今ほどは作成されていなかった.今なら素因の理解にハザードマップ「も」使える.この十数年で「できることはすごく多くなった」ことを改めて実感.「今までのやり方が通用しない」どころではない.我々の社会が「通用させていない」だけではないか.
 
そうそう,本巣も,福井も,「快晴の屋外でヘルメットをかぶった防災に熱心なリーダーの方」が登場したりせず,ごく普通の方が淡々と語っていたことが特に好感を持った.

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