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2017年6月23日 (金)

2017年6月21日に浜松市が流した避難関連情報の文を見る

2017年6月21日の大雨の際,浜松市が防災メール(浜松市防災ホッとメール)で流した内容を一部抜粋してメモとして保管しておく.なお,過去の配信記録はhttps://goo.gl/ST9SMZから参照できるほか,ブログhttps://goo.gl/cw7EzHでも参照できる.
 
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緊急情報(避難準備・高齢者等避難開始) 芳川
浜松市よりお知らせします。
本日9時57分に、【東区】の蒲地区、【南区】の飯田地区、芳川地区、五島地区に対し避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。
芳川について、今後の雨による水位上昇により氾濫の危険がありますので、河川付近には近づかないようにしてください。
浸水の恐れがある場合は、2階などの上階へ避難してください。
今後の気象情報に注意してください。
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最初に出された「避難準備・高齢者等避難開始」の内容.河川に近づかないこと,浸水のおそれがあるときは垂直避難を呼びかけている.「早く避難所へ」などという趣旨の呼びかけはしていない.
 
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緊急情報(避難勧告)釣橋川
本日11時12分に、【北区】三ケ日町上神、三ヶ日町下神、三ヶ日町西町、三ヶ日町西天に対し避難勧告を発令しました。
釣橋川について、今後の雨による水位上昇により氾濫の危険がありますので、河川付近には近づかないようにしてください。
浸水の恐れがある場合は、2階などの上階へ避難してください。
今後の気象情報に注意してください。
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最初の避難勧告.文の内容は「避難準備・高齢者等避難開始」と同一.以降の避難勧告も同様.
 
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緊急情報【開設緊急避難場所】
河川の水位上昇に伴い、以下の緊急避難場所を開設しました。
【開設緊急避難場所】
中区:東部協働センター
東区:与進小学校、丸塚中学校
南区:白脇小学校、芳川小学校、芳川北小学校、飯田小学校、南の星小学校
北区:三ヶ日西小学校
浸水の恐れがあり、避難にあたり危険を伴う可能性がある場合は、自宅の2階などの上階へ避難してください。
今後の気象情報に注意してください。
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緊急避難場所の開設のお知らせ.ここでも浸水のおそれがあるときは垂直避難を呼びかけている.決して「早く早くみんな避難所へ」という呼びかけは行っていない.
 
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緊急情報(避難準備・避難勧告)
浜松市からのお知らせです。
本日13時30分に、【浜北区】赤佐、麁玉地区、【北区】都田地区に対し避難勧告を発令しました。
これまでの雨や今後の予想から、土砂災害が発生する危険が非常に大きくなりました。崖の近くなどお住いの方は、お近くの緊急避難場所、屋内の安全な場所に避難してください。
また、今後の気象情報に注意してください。
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土砂災害の危険性のある地区に対する避難勧告はこのように少し表現が変わっている.「崖の近くなどお住いの方」と,まず対象者が限定されることを伝えている.また,「お近くの緊急避難場所、屋内の安全な場所に」と,避難先は各種あり得ることを伝えている.
 
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「避難勧告」及び「避難準備・高齢者等避難開始」の解除
釣橋川、井伊谷川の水位が基準水位を下回ったため、本日15時00分をもって【北区】三ケ日町上神、三ヶ日町下神、三ヶ日町西町、三ヶ日町西天、細江地区、引佐地区に対し発令されていた「避難勧告」及び「避難準備・高齢者等避難開始」を解除しました。
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解除のお知らせはこのような表現.
 
全般に,「早く早くみんな避難所へ」といった印象を与えないよう,抑制的な表現になっていると感じた.
 
「避難=常に同一の避難所への移動」である,という思い込みは,我々の中に強くすり込まれてしまっているようだけど,これを転換していかないと無用な被害が今後も生まれることが懸念される.
 
また,行政機関から各個人に対して「あなたはこう危険だからこのようにしなさい」と個別に指南することは現実的には不可能.個々の状況に応じて各自が判断するしかない.
「個々の状況に応じた避難行動」は,いざというときにサクサク判断できるものではないから,日頃から各自で考えておくのが基本だろう.考えるための情報は,ハザードマップ等豊富に用意されている.
 
「避難勧告」などは,「こうしなさい,従いなさい」という「命令」ではなく,注意喚起の呼びかけ.「それはおかしい」と思うなら,各自が「おかしくない」と思う適切な行動を取ればよいのだと思う.
 
ここで挙げたのは防災メールの文面だけだが,浜松市では多様な手段で情報を発信している.https://goo.gl/VoXpnZ 自分が使いやすい情報源を日頃から確認しておくこと,よくわからないときは自ら調べることもますます重要.

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