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2018年7月12日 (木)

平成30(2018)年7月豪雨 家屋被害に関する予察

 今回の災害では家屋被害も相当程度と思われるけど,家屋被害の値は人的被害よりもさらに時間とともに変わるので,早い段階での言及はできない.7/125:30の消防庁資料で全半壊+床上で8316棟で,1999年以降でも上位7位相当.
 
 人的被害が多い=家屋被害が多い,とは必ずしも言えなくて,図は1999~2016年の主要風水害の事例別家屋被害と人的被害の関係.消防庁資料をもとに牛山作図.なんとなく相関がありそうに見えるけど,相関係数は0.24程度で,かなりばらついている.いろいろな状況次第という所.

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 なお,近年の風水害では,床上浸水が後日半壊などに判定替えされるケースがかなり多いようなので,「全半壊だけ」「浸水だけ」の値を見ると,災害の実体像を反映しない可能性が高い.過去事例との比較には,全半壊+床上が良さそう,と考えている.関連論文は下記.
 
牛山素行:日本の風水害人的被害の経年変化に関する基礎的研究,土木学会論文集B1(水工学),Vol.73,No.4,pp.I_1369-I_1374,2017.

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