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2018年7月27日 (金)

7月25-26日愛媛県内現地踏査雑感

 7月25日,愛媛県内を現地踏査.写真は大洲市森山地区で洪水による被害箇所.肱川に架かる橋が流失.付近に流失した住家は確認できないが,集落内の低いところでは2階床上まで浸水し,そのうち1軒の屋内で1人が死亡. 大洲市内の肱川沿いでは他に2人が死亡,1人が行方不明で,いずれも洪水によるものとみられる.ただし屋内での遭難は先の森山地区の1人のみで,他はいずれも車や徒歩で屋外移動中の遭難とみられる.

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 同じく7月25日の現地踏査から.宇和島市吉田町白浦.やや大きい斜面崩壊による家屋倒壊.付近で人的被害が発生とみられる.この地区を含む法花津(ほけつ)湾付近は,至る所で斜面崩壊が生じている印象.ただし,集落のほとんどが土砂災害で倒壊しているような状況ではない.家屋倒壊が生じている箇所は限られ,人的被害はそうした家屋倒壊が発生した場所のさらに一部で生じているという印象.これはこれまでの災害と変わらない.

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この地区の崩壊の分布は,地理院地図でよく分かる.
 
 7月26日,愛媛県西予市野村町野村地区を現地踏査.肱川の氾濫による洪水災害.この付近では家屋の流失が見られ,住家と思われる建物数棟が流失したと思われる.この付近で人的被害が生じているが,建物流失に伴うものではない模様. 空中写真を見ていて見当はついていたけど,やはり家屋流失などの激しい被害が見られるのは谷底平野の範囲に限られる印象.旧野村町役場など,野村の旧市街地は台地上に形成されており,そこでは浸水による被害は激しくない模様.

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 野村町付近は,地理院地図では地形分類図が見られないが,陰影起伏図でもなんとなく雰囲気は分かるだろうか.「分かりやすい」話ではないけど.

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