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2018年8月 4日 (土)

「平成30(2018)年7月豪雨による人的被害等についての調査(速報)」について

 8月3日に日本気象協会で行われた「「平成30年7月豪雨」 現地調査速報会」で発表した際に配付した資料に,一部加筆修正したものを公表します.当日は2件話題提供をしました.まず「平成30(2018)年7月豪雨による人的被害等についての調査(速報)(8/4加筆修正版)」
 
 資料にもしつこく書いているけど,あくまでも現時点で得られた情報による推定値.メディアでは「~とわかった」と書かれてしまうけど(それは「文法」なのでしょうがないと思っている),決して確定的で絶対に正しい数字・分類・見解ではないことは重ねて強調しておきたい.また,以下では死者及び行方不明者を総称として「犠牲者」と表記する.
 
 主な内容から.原因外力別では土砂災害によるものが約半数.これはこれまでの風水害と同傾向.一方で,洪水によるものが4割弱で,これはかなり高い比率となる.倉敷市の被害が主だが,他にも少なくない数.

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 危険箇所と犠牲者発生場所の関係を見ると,「土砂」犠牲者は9割が土砂災害危険箇所及びその近傍で遭難したとみられる.これもこれまでの風水害と同傾向.

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 「洪水」犠牲者は浸水想定区域外で遭難のケースが従来は多かったが,今回は6割以上が範囲内と推定.地形で見れば,「洪水」犠牲者の9割以上が(洪水の可能性がある地形分類である)低地で遭難,これは従来の風水害と同傾向.

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 なお,当方調査結果のうち「洪水」犠牲者と浸水想定区域の関係「だけ」を切り取って,風水害全般についてハザードマップが役に立たないかのように主張することは,当方の意図に全く反するものである事は強く主張しておきます.

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