平成30年7月豪雨による人的被害の特徴・発生時間帯を追記
平成30年7月豪雨による人的被害の特徴,発生時間帯についてのグラフを追記する.
本事例は夜間の比率が高いが,今回は激しい雨が夜間に発生したことを意味するもので,「夜間だから被害が大きくなった」とは一概に言えない.1999-2017では,犠牲者発生時間帯は昼・夜ほぼ半々であり,「夜には夜の,昼には昼の危険がある」事に注意が必要.「夜だから犠牲者が出た」のか「今回の豪雨は夜間に発生したので夜間の犠牲者が出た」のかという議論は,これまでも考えてきたけどなかなか単純には語れない.
たとえば,2017年九州北部豪雨は,豪雨のピークが,「昼過ぎ」~「夜のはじめ頃」だったので,時間帯別犠牲者数のグラフはこんな感じになる.2016年台風12号の岩手県岩泉町の災害も午後~「夜のはじめ頃」だった.決して「夜の豪雨だけで被害が大きくなる」訳ではない.
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