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2018年8月 5日 (日)

平成30年7月豪雨による人的被害の特徴・発生時間帯を追記

 平成30年7月豪雨による人的被害の特徴,発生時間帯についてのグラフを追記する.
 
 本事例は夜間の比率が高いが,今回は激しい雨が夜間に発生したことを意味するもので,「夜間だから被害が大きくなった」とは一概に言えない.1999-2017では,犠牲者発生時間帯は昼・夜ほぼ半々であり,「夜には夜の,昼には昼の危険がある」事に注意が必要.「夜だから犠牲者が出た」のか「今回の豪雨は夜間に発生したので夜間の犠牲者が出た」のかという議論は,これまでも考えてきたけどなかなか単純には語れない.

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 たとえば,2017年九州北部豪雨は,豪雨のピークが,「昼過ぎ」~「夜のはじめ頃」だったので,時間帯別犠牲者数のグラフはこんな感じになる.2016年台風12号の岩手県岩泉町の災害も午後~「夜のはじめ頃」だった.決して「夜の豪雨だけで被害が大きくなる」訳ではない.

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 ‏今回の「教訓」から,「わかりやすい」フレーズとして「夜が怖い」ばかりが強調されることを懸念する.今回の豪雨はむしろ時間帯が長くて,広島や岡山では「昼過ぎ」~翌日「朝」までと言ってもいいくらい.夕方前後の,人が多く動いている時間帯の災害でもあったことが覆い隠されてしまってはならないと思う.

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