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2019年11月 3日 (日)

11月1日宮城・福島県内現地踏査

11月1日,宮城県,福島県の台風19号被災地を現地調査.宮城県丸森町千刈場.阿武隈川,支流・内川の合流部付近で,1人の人的被害が発生.付近の浸水深は道路面から1.4m前後.流失家屋は見られない.

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浸水想定区域(計画規模)であり,想定浸水深も概ね想定に近い規模だろうか.[重ねるハザードマップ]

付近は氾濫平野,自然堤防が混在する地域で,地形的にも洪水の影響は受けうる地域.[重ねるハザードマップ]

11月1日,宮城県丸森町竹谷.阿武隈川支流新川の近く.付近の2箇所で計2人の人的被害が発生.この写真付近の浸水深は道路面から2.0m前後.この地点の東側水田付近では3m以上のところも.流失家屋は見られない.

Pb017328

この付近は,浸水想定区域(計画規模),浸水想定区域(想定最大)ともに範囲外となる.[重ねるハザードマップ]

しかし,地形で見ると氾濫平野で,洪水の影響は受けうる地域.「洪水に見舞われるはずもない場所」ではない.[重ねるハザードマップ]

この話についてはこちらも
http://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-da6534.html


11月1日,宮城県丸森町上林西.阿武隈川支流五福谷川がこの地点の西側で大きく流路を変えて流下し,県道を洪水流や土砂が覆った.通行中の車で1人の人的被害が発生.

Pb017344

この付近は,浸水想定区域(計画規模),浸水想定区域(想定最大)ともに範囲外となる.しかし,地形で見ると旧河道及び氾濫平野で,洪水の影響は受けうる地域.現在の五福谷川は谷を抜けたところで北側に流下しているが,旧河道の位置に沿って東側に流下したと思われる.[重ねるハザードマップ]

五福谷川に沿ってやや上流側に移動したところ.山地河川洪水の様相が見られ,新たな流路や,自然堤防の形成が見られるか.

Pb017396

ただし,この付近での流失家屋は意外に限定的と思われる.少なくとも下記の写真付近には流失した住家はないようで,写真南西側,川の上流側には数世帯程度流失家屋が見られる.[地理院地図]

11月1日,福島県いわき市平赤井諸荷.夏井川の近く.1人の人的被害が発生.付近の浸水深は道路面から2.2m前後.流失家屋は見られない.

Pb017422

付近は,重ねるハザードマップでは浸水想定区域(計画規模)のいずれにもなっていない.土地分類基本調査では自然堤防で,地形的にも洪水の影響は受けうる地域.[重ねるハザードマップ]

福島県いわき市平平窪.夏井川の近く.付近ではそれぞれ別の場所で4人の人的被害が発生.付近の浸水深は道路面から2.5m前後.嵩上げしている家屋もみられ,そうした家屋での浸水深はやや浅い.流失家屋は見られない.

Pb017483

付近は,重ねるハザードマップでは浸水想定区域(計画規模)のいずれにもなっていない.土地分類基本調査では自然堤防と谷底平野が混在する地域で,地形的にも洪水の影響は受けうる地域.[重ねるハザードマップ]

 

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