最近のフィールドワーク
今月に入ってから,岩手県内のいくつかの市町村を訪問し,防災ワークショップに関する聴き取り調査を行っています.1つの市町村を尋ねて,事例数が1件,というような,たいへん不効率な調査で,成果のとりまとめや発表はまだだいぶ先になりそうです.
ちなみに,当方の考える「防災ワークショップ」とは,
比較的少人数(数十名程度)で,様々な資料を用い,様々な人(主たる参加者は住民)が参加し,地図などを使った作業をまじえて,地域の防災に関する広い意味での話し合いをする活動.「住民参加で防災マップを作る集まり」ではない.また,必ずしも地図を使うものでもない.
としています.防災ワークショップ(あるいは図上訓練,DIGと言った方がピンと来る方もいるかも知れませんが)は,最近のソフト防災のはやりみたいなものですが,まだまだ未熟な技術です.最近は,これについての実証的研究に取り組んでいます.10/28~29に,
日本災害情報学会 第8回大会
http://www.jasdis.gr.jp/01gakkai_taikai/index.html
がありますが,ここで昨年から今年にかけての当方の防災ワークショップに関する調査研究の一端をご報告できることになると思います.
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