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2006年11月10日 (金)

11/13-14日本自然災害学会

日本自然災害学会平成18年度学術講演会およびオープンフォーラムが,11月12日(日)から14日(火)の間,群馬県桐生市にて開催されます.

日本自然災害学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsnds/
平成18年度学術講演会.オープンフォーラム
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsnds/contents/20061113/

牛山は,11月14日に,「平成18年7月豪雨による災害の特徴」のタイトルで発表の予定です.当方が行った今年の災害に関する調査に関しての学会発表はこれが最初となります.発表内容は,おおむね,

牛山素行・國分和香那,2006:平成18年7月豪雨による災害の特徴,自然災害科学,Vol.25,No.3,(受理済み).
http://disaster-i.la.coocan.jp/notes/2006JSNDS.pdf

としてとりまとめているものに近いものとなる予定です.

学術講演会は会員外でも参加できます.また,オープンフォーラムは広く一般の方も対象としたものですので,ご関心をお持ちの方はいかがでしょうか.

オープンフォーラムは私は残念ながら行けないのですが,群馬には工学部の片田先生,教育学部の早川先生という二人の個性的な方がいます.このお二方が,オープンフォーラムでは講演される予定になっています.

早川由紀夫の火山ブログ
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-61.html

近年,災害に関する大学等の付属機関,各種研究グループが,以前より増えてきたように感じます.無論,それは喜ばしいことなのですが,分野的,地域的にそれぞれ独立的になりやすく,横の交流(連携とまでは言いません)がなかなかできていないように感じます.「災害研究は分野横断的に・・・」などということは,伊勢湾台風以来50年以上延々と言われ続けている気がしますが,それだけ根の深い問題なのでしょう.

どこが「本拠」になるか,というのはいろいろ難しい問題だとは思いますが,その歴史の長さから考えて,自然災害学会は日本の災害研究の「共通語を語る場」になりうる最有力の場だと思います(自然災害学会自体の歴史は25年ほどですが,その前身組織は伊勢湾台風以来).ここでこんな事を書いていても何の解決にもなりませんし,自然災害学会にどうしてもこだわるとまでは言わないのですが,ともかく,災害に対処しようとする研究者,技術者が,「共通語を語る場」が発展することを願ってやみません.

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