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2006年11月 2日 (木)

防災ワークショップ研究会

当方では2006年4月より,国土交通省岩手河川国道事務所,財団法人東北建設協会と,「防災ワークショップの効果検証と効果的実施に関する共同研究」を実施しています.本日11月2日,同共同研究の研究会が岩手河川国道事務所で行われました.

今回の研究会では,研究会メンバー外の話題提供者として,富士常葉大学環境防災学部の小村助教授,群馬大学工学部の片田教授をお招きし,災害図上訓練DIGの現状や,多様なハザードマップを用いた住民・行政のよりリアルな災害に関する認識共有の実施例に関してのお話を伺いました.また,当方からは,この共同研究の中間報告として,岩手県内を対象として実施した防災ワークショップの実施状況に関しての調査結果などを報告しました.

先週の気象学会や災害情報学会,本日の研究会でも共通して指摘しているのですが,ワークショップなどの住民参加型の防災活動に対して,「専門家」や「技術者」は,それぞれの専門性に立脚した批判的検証をもっと積極的にやらなければならない時期に来ていると思います.防災ワークショップは,確かに,盛り上がっておもしろい.しかし,「誰でも簡単にできる活動」にとどめてしまっては,本来の機能を損ねる事になると思います.

なお,本日の研究会については,NHK盛岡放送局の,11月2日18時10分からの「おばんです岩手」などで報道されました.

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