都賀川を踏査して
7月31日午後,28日の豪雨により人的被害が発生した神戸市東灘区の都賀川を踏査してきました.写真については数日中に整理します.
阪神大石駅で下車し,上流側に向かって歩いていきましたが,第一印象は「これは深い」というものでした.確かに河床は整然としたせせらぎが形成され,水に近づきやすくなってはいますが,両岸はほとんど垂直に近い4m前後の護岸(石積みが主体)が続き,所々で計測したところ,護岸の傾斜は70度前後でした.「壁に囲まれた空間」という印象を覚え,やはりここは「川の中」であるという感じがしました.
今回の災害時,この川は溢れたわけではありませんから,これは「洪水災害」とは言えません.しかし,川の中に人がいた,という社会的素因があったため,災害になったものと言えます.踏査時も,周辺にお住まいの方と思われる方がかなり多く散策されており,都市の中で,重要な役割を持つ空間であることは確かです.このような「場」と人がどのようなつきあっていくのか,考えなければいけないと感じました.
写真:遭難現場の篠原橋付近
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