災害情報学会+講演
既報のように,10/25~26に日本災害情報学会第10回研究発表大会が行われました.
https://disaster-i.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/102526-bc23.html
研究者以外の参加者が多い(それは利点でもあり欠点でもありますが)ことが特色の学会ですが,今年もいろいろとおもしろい発表がありました.
緊急地震速報が本格運用になって約1年で,かつ震度6クラスの地震が実際に発生した後と言うこともあり,緊急地震速報がらみの発表が多くありました(私の発表もその一つですが).緊急地震速報は,「いかにして認知してもらうか」から,「どう使うか(いかに使えないか)」という議論の段階に完全に移行したという印象を持ちました.
災害情報学会からの帰路に,都内で「気象キャスターネットワーク」からの依頼による講演をさせていただきました.
気象キャスターネットワーク
http://www.weathercaster.jp/index.html
「災害情報などのソフト対策は,ハード対策と異なり人の介在が必要かつ重要」という話は常日頃しているところですが,「だれが,どう介在するのか」が私にもなかなか見えてきません.広い意味での「技術者」は全国各地におり,潜在的な人材は少なくないわけですが,介在する「場」がなかなかないのが現実です.今回の講演を通じていろいろとお話を伺い,気象キャスターのみなさんは,メディアを通じて,専門家・情報発信者側と,情報利用者を介在する役割が期待される方々なんだということを認識しました.
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