栗原市など現地踏査
本日11月8日は,砂防学会の調査団の一員として,岩手・宮城内陸地震で土砂災害が発生した宮城県栗原市などの現場を現地踏査してきました.
8月以降,同地震関係の現場に入っていませんでしたので,3ヶ月ぶりの踏査となりました.かなり土砂除去が進んだところが多く,復旧が確実に進んでいることを感じました.
荒砥沢地すべりの現場では,巨大な地すべり土塊の末端部の中にまではいることができました.全体に,地震直後より侵食が進んでいるような印象をおぼえたのですが,あらためて6月の写真を見ると,目に見えて変わっているところは少ないようです.写真左手で6月(左写真)には天然ダムを形成していた尾根状の土塊が11月(右写真)にはなくなっている点が大きな違いで,これは開削したのではなく,決壊(というより実態は侵食と言うべきでしょうが)したとのことでした.
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