「標高」に対する人の認識に関する論文を公開
下記の論文を公開しました.
太田好乃・牛山素行・吉田亜里紗,2009:地形認知と津波リスク認知の関係について,災害情報,No.7,pp.101-110.
http://disaster-i.net/notes/2009JDIS_ohta.pdf
「自宅の標高はどれくらい?」という情報は,意外に把握しづらいものですが,津波災害をはじめとして,流れるものがある災害に際しては重要な情報となります.この研究では,海岸近くに住む人がどのくらい自宅標高を認知しているのかを調べた上で,自宅標高の認知の程度と,各種防災行動の間に関係がありそうだという結果を導き出しています.
ちなみに著者の太田さんは現在,岩手県立大学総合政策学部の学部4年生です.つまり,学部3年の夏頃にこの論文を書いています.学部3年で査読論文を通すというのは,大変立派なことです.
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