山口豪雨災害・人的被害について
山口県での豪雨災害関係.本日の報道などから,人的被害について,少し誤認識があったことがわかりましたので,記述を加筆修正しました.関係箇所を再掲します.
- 7月22日の消防庁第9報をもとに分類すると,死者・行方不明者の発生原因は,土砂によるもの14名,事故型3名.洪水によるものは確認されていない.ほとんどが土砂によるものであり,近年よく見られる豪雨災害による犠牲者の発生形態と見なせる.
- 国道262沿いで発生した土石流は,通行中の多数の車を押し流し,土砂に埋めた.そのうち1台の車内にいた1名が死亡,同乗者1名が行方不明となっている.車などでの移動中は危険な状態にあることを,あらためて注意喚起したい.
分類法などについては,筆者の
豪雨災害時の人的被害に関する研究
http://disaster-i.net/research4.html
を参照のこと.また,近年の豪雨災害による犠牲者の発生状況については,
2004~2008年の豪雨災害による人的被害の原因分析
http://disaster-i.net/notes/2008higai.pdf
も参照のこと.
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