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2009年8月 6日 (木)

静岡新聞で報道されました

8月5日付静岡新聞朝刊で,8月1日の山口豪雨土砂災害の報告会に関する紹介記事が載りました.以下に引用します.

「利用者側にも努力が必要」という言葉は,私自身そういっている言葉ですが,あるいは上から目線に感じられるかもしれません.ここで言う「利用者」とは,「住民」だけを指すのではなく,行政機関,住民,滞在者など,災害情報を「利用する」立場にある人すべてを指します.

利用者,あるいは受益者と言い換えた方がいいかもしれませんが,受益者が何の努力もしなくてよかったハード防災対策と異なり,災害情報などのソフト防災対策は,利用者に努力を強いる防災対策です.取っつきやすそう,簡単そう,優しそう,などというイメージは幻想です.本気でソフト防災を進めていくのならば,我々はかなりの覚悟が必要になってきます.

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「利用者も努力必要」、災害情報を生かそう-静岡でセミナー、山口豪雨視察の牛山准教授が報告

 県と県内6大学、静岡新聞社など報道機関で組織する「しずおか防災コンソーシアム」はこのほど、静岡市葵区の県地震防災センターでセミナーを開き、7月21日の山口県豪雨災害を現地調査した静岡大防災総合センターの牛山素行准教授が現地の様子を緊急報告した。災害の概要を説明し、「災害情報をどう生かすのか、利用者側にも努力が必要」と強調した。

 牛山准教授は被災翌日の22日、現地に入り、被害が顕著だった特別養護老人ホームや国道262号を調査した。土砂にのまれた家屋や車など、現地で撮影した写真を示した上で、「以前にも頻発している土砂災害と同様な形態で、十分起こり得る災害だった」と説明した。

 老人ホームをはじめ、大規模な被害があった場所は土砂災害警戒区域に指定されていたことを踏まえ、「災害情報は充実してきている。情報の生かし方を考え、住んでいる土地の性質を学ぶことが減災につながる」と、平常時の備えの重要性を訴えた。

 市民約80人が聴講した。県砂防室の加納章室長も講演し、がけ崩れ・土石流の対策など、県が取り組んでいる事業を説明した。

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