静岡市内で講演
(後日記入)
1月28日,下記の講演を行いました.
題目:「近年の災害情報に関する諸課題」
会合名:防災情報通信セミナー
主催:総務省東海総合通信局
場所:静岡市
参加者:防災関係者
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(後日記入)
1月28日,下記の講演を行いました.
題目:「近年の災害情報に関する諸課題」
会合名:防災情報通信セミナー
主催:総務省東海総合通信局
場所:静岡市
参加者:防災関係者
(後日記入)
1月26日に,下記の講演を行いました.
題目:「近年の豪雨災害から学ぶこと」
会合名:西部地域自主防災組織活性化連絡会
主催:静岡県西部危機管理局
場所:静岡県磐田市
参加者:自主防災組織関係者
静岡大学や静岡県内の大学,県庁等によって「しずおか防災コンソーシアム」という枠組みが組織されています.
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/sbosai/menu06.html
この活動の一環として,行政機関,メディア関係者,研究者が互いに情報交換をしあう場として,「マスコミ防災研究会」という取り組みがはじまりました.その第2回目の会合が昨日1月21日に行われ,牛山が話題提供を行ってきました.最近各所でしている,昨年の豪雨災害の状況などを中心とした話題です.
メディア関係者と地元研究者の交流的な枠組みは,名古屋地区のNSLがよく知られていますが,近年各所で立ち上がりつつあります.静岡地区ならではの展開が期待されるところです.
昨日1月20日,財団法人エンジニアリング振興協会 都市・地域部会において,「近年の豪雨災害に見られる課題」のタイトルで講演を行ってきました.内容的には,先週仙台で行った講演と似たような内容です.
繰り返しになりますが,技術者と地域防災活動の連携がどうあるべきか,いろいろ考えているところです.
ちょっと必要があったので,ネット上で無料で新聞記事の検索を行う場合に利用するサイトを覚え書きとしてメモしておきます.
Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl
各種メディアの横断検索.筆者がもっとも日常的に利用しているサイト.Yahooのトップからでなく,ニュースのページに入ると,検索ボタンが「ニュース検索」となるので,この検索窓にキーワードを入れる.記事は媒体によるがおおむね1ヶ月くらいで消滅する.主要メディアの内,朝日新聞,共同通信が検索対象になっていない.
Google News
http://news.google.co.jp/news?pz=1&ned=jp
Yahoo!ニュースよりも検索対象メディアの数自体は多いが,各メディアのサイトに直接飛ぶため,記事体裁がまちまちになり,スクラップする場合には少し扱いにくい.記事が消えるのが早い気もするが,気のせいかもしれない.検索対象は1ヶ月以内と思われる.
トップの検索窓から過去1ヶ月分の記事検索可能.Yahooニュースと同等だと思うが,念のため併用の価値はあり.
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/
トップの検索窓から過去6ヶ月の記事検索可能.Yahooなどより対象期間が少し長いが,収録記事が少ないような気もする.
読売オンライン
http://www.yomiuri.co.jp/
トップの検索窓から検索可能.速報記事は2週間.特集などは1年間保存.Yahooなどで検索できない記事がヒットすることがあるような気がする.
47NEWS
http://www.47news.jp/
全国の地方紙と共同通信記事が,トップの検索窓から検索可能.検索対象期間はリンク先メディア毎に異なり,最長1年とのこと.最近これができることを知ったところなので,あまり利用経験がないが,検索対象期間がYahoo等より長いのは魅力か.各メディアへのリンクのため記事体裁がまちまちとなる面倒さはGoogleと同様.
朝日新聞は,多くの大学でサイトライセンスを持っているので,筆者も新聞記事検索の基本ソースとしてありがたく使わせていただいています.
昨日1月15日,仙台市内にて行われた地盤工学会東北支部主催の,地盤工学フォーラムにて「近年の豪雨災害に見られる課題」のタイトルで講演を行ってきました.
地盤工学フォーラム東北2009
http://wwwsoc.nii.ac.jp/tb-jgs/academic/forum/forum2009.html
このフォーラムは,工学系の技術者の方が参加者の中心でした.防災関係の仕事にたずさわっている技術者の方々,あるいは,ハザードそのものに関する研究に携わっている研究者と,いわゆる「地域で防災を実践的に行っている」と思われている方々との乖離は,本当に深刻です.
何とかしたい,何とかならないか.焦燥が高まるばかりです.
前記事でご紹介した,古今書院の月刊「地理」ですが,当方の連載記事が掲載されている号については,以下の方法で送料無料・著者割引(\960)にて購入が可能です.牛山までご連絡いただいても対応できなくはありませんが,大変時間がかかってしまうことが予想されます.なるべく以下の方法をご利用いただきますよう,ご協力いただきますようお願い申し上げます.
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著者(牛山素行)からの紹介にて,「月刊地理2009年<希望月を入力>月号」を注文いたします.
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古今書院から刊行されている月刊誌「地理」の2009年1月号から,「ワークショップ企画や災害調査に役立つ地域調査演習」という連載記事を掲載させていただいておりましたが,同12月号で完結しました.記事の一覧を以下に挙げます.
「これのどこが住民参加型ワークショップのやり方なんだ,難しいことばかり並べやがって」と,不快に思われる方もいるかもしれません.私の立場は,連載のはじめに書きましたので,以下に挙げておきます.
ちなみに,私なりの「ワークショップのやり方」については,昨日の記事で紹介した下記文献がそれにあたります.
牛山素行・岩舘晋・太田好乃,2009:課題探索型地域防災ワークショップの試行,自然災害科学,Vol.28,No.2,pp.113-124.
http://www.disaster-i.net/notes/2009JSNDS28-2.pdf
なお,この連載は,再構成して著書として刊行するべく,ただいま準備中です.2010年夏ころまでには刊行される見込みです.
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●連載のはじめに
この連載記事は,広い意味での住民参加型防災学習活動(防災ワークショップ,DIG,図上訓練などを広く含む)を企画する立場の人が,企画立案にあたって対象地域について理解を深めるために行う地域調査の方法について解説するものである.「防災ワークショップのやり方」ではなく,「防災ワークショップをやるための事前調査のやり方」についての記事である.同時に,本連載の内容は,災害発生後に行われる災害調査に際して,対象地域の概要を調べる場面でもほぼそのまま利用できるはずである.あるいは本誌読者に対しては,「初歩的な地誌作成の手引き」という説明の方がご理解を得やすいかもしれない.読者の専門分野はあまり限定せず,防災ワークショップの企画や,災害調査に携わるほぼすべての人が対象と考えている.したがって,本誌読者にとってはあまりにも常識的な内容も含まれるかもしれないが,地理を専門としない人に対する説明資料の一つとしてご一読いただければと考えている.
すでにワークショップ企画を経験された方の中には,「ワークショップをやるために,対象地域についての調査なんて必要なの?」と思われる方もいるかもしれないが,筆者は「程度の差はあれ,絶対に必要」と断言する.防災ワークショップは,「どこでも同じような方法で,素人でも簡単にできるイベント」ではない.災害とは,地域固有の災害に対する「素因」(地形,気候,人口など)に,引き金となる「誘因」(地震動,豪雨,津波など)が作用して発生するものである.したがって,災害を対象としてワークショップ等の取り組みをする以上,それぞれの地域の災害に関わる特性(素因)を知った上で行わなければ,せっかくの取り組みが深まらないばかりか,場合によると災害科学的な知見から見て誤った見解を,「参加者の合意事項」としてとりまとめてしまう危険性すらはらんでいると思う.防災ワークショップ企画には,入念な情報収集と準備が必須であると筆者は考える.本連載は,その準備のための参考資料を目指している.より実践的な資料とする意図から,本連載では各節ごとに,説明した事項を報告書等にとりまとめることを想定した「演習」とその「作例」,補足説明としての「解説」を掲載することにしている.
地域調査は,それ自体を目的とすることも可能で,深めようと思えばいくらでも深められる.しかし,本書で目指すのは,あくまでも防災ワークショップの企画や,災害調査の導入部で,対象地域の概要を簡潔に把握するための地域調査であり,そのための必要最小限の内容を紹介しようと考えている.読者によっては,物足りなく感じることがあると思うが,それぞれの専門分野や調査の目的に応じて,深めていただければと考えている.
現代の日本は,災害あるいは防災に関する様々な情報の整備が著しく進んでいる.これらの情報を最大限に活用し,単なる思いつきに過ぎない「気づき」からは卒業することを目指すべきではないか.災害による被害軽減を図る上で,本連載が役立てることを祈念している.
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下記の論文等をPDFで公開しました.
牛山素行・岩舘晋・太田好乃,2009:課題探索型地域防災ワークショップの試行,自然災害科学,Vol.28,No.2,pp.113-124.
http://www.disaster-i.net/notes/2009JSNDS28-2.pdf
筆者がここ数年各所で行ってきた,住民参加型の防災ワークショップの方法論を取りまとめたものです.筆者はこの種の取り組みを賞賛する立場をとっていません.しかし,有益なツールのひとつであるとは確信しています.筆者なりに考えた,有益なワークショップの試行錯誤過程の中間報告的な文献となりました.
謹んで新春のご挨拶を申し上げます.
【人間万事塞翁が馬】
【臥薪嘗胆】
本年も,皆様のご指導,ご鞭撻をいただければ幸いです.