15日夜の豪雨は質的に異なる豪雨
本年の一連の梅雨前線に伴う大雨で,おそらく最後になりそうな豪雨が,7月15日夜に岐阜県付近で発生しました.
昨日の記事で,「たまたま,短時間降水量がそれほど激しくない(あるいは短時間降水量が激しかった地点では長時間降水量が大きくなっておらず)状況であることから,致命的 かつ大規模な災害に結びついていないに過ぎません」と書きましたが,15日夜の豪雨は,今年のこれまでの豪雨事例とやや性質が異なり,短時間,長時間ともに大きいという,危険性の高い豪雨でした.
人的被害の生じた岐阜県八百津町付近にAMeDAS伽藍がありますが,ここでは15日に24時間降水量,48時間降水量,72時間降水量が1979年以降最大値を更新しました.1時間降水量の更新はなかったものの,18時46.0mm,19時42.5mm,20時25.0mm,21時54.5mmと強い降り方が続き,本事例のピーク1時間降水量である21時の54.5mmが記録されたときに24~72時間降水量の最大値が更新されるという,非常に危険な降り方でした.
この豪雨に伴い,土砂災害による人的被害,アンダーパスの浸水による車移動中の人的被害が生じている模様です.
本事例に関しては,現在情報収集中です.
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