2010年梅雨期の豪雨の特徴
全国のAMeDAS観測所(統計期間20年以上)において,今梅雨期(6/12-7/20)に降水量の1979年以降最大値を更新した観測所を集計すると,1時間降水量を更新した観測所が9箇所,2時間降水量6箇所,24時間降水量5箇所,48時間降水量6箇所,72時間降水量12 箇所だった.72時間降水量,つまり長時間の降水量の最大値を更新した観測所がやや目立った傾向がある.ただし,1時間降水量の最大値を更新し,かつ 24,48,72時間降水量の最大値を更新した観測所は1箇所もなく,長時間降水量,短時間降水量の双方が激しかった観測所(このような場合に大きな災害が発生しやすい)は見られなかったことも特徴的である.
2010年1月1日~7月24日までに降水量の過去最大値を更新したAMeDAS観測所(統計期間20年以上)
http://disaster-i.net/disaster/20100727/amedas20100724.pdf
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