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今梅雨期の災害を,発生箇所・発生日別に主な被害事例を挙げると以下のようになる.
これらの事例はいずれも時空間的に独立した事象である.いずれの事例も,被災範囲はごく局所的で,被害の規模(量)もそれほど多いものではない.たとえば,死者不明者が最も多かったのは7/15夜の岐阜県での6名だが,1事例・1府県での死者不明者が6名以上の豪雨災害事例は,気象庁資料を元に集計すると,1999~2008年の10年間に19事例(2002,2007年を除く毎年)発生している.床上浸水が最も多かったのは7/15朝の山口県での 560棟だが,同様に27事例(2007年を除く毎年)が発生している.
全国のAMeDAS観測所(統計期間20年以上)において,今梅雨期(6/12-7/20)に降水量の1979年以降最大値を更新した観測所を集計すると,1時間降水量を更新した観測所が9箇所,2時間降水量6箇所,24時間降水量5箇所,48時間降水量6箇所,72時間降水量12 箇所だった.72時間降水量,つまり長時間の降水量の最大値を更新した観測所がやや目立った傾向がある.ただし,1時間降水量の最大値を更新し,かつ 24,48,72時間降水量の最大値を更新した観測所は1箇所もなく,長時間降水量,短時間降水量の双方が激しかった観測所(このような場合に大きな災害が発生しやすい)は見られなかったことも特徴的である.
2010年1月1日~7月24日までに降水量の過去最大値を更新したAMeDAS観測所(統計期間20年以上)
http://disaster-i.net/disaster/20100727/amedas20100724.pdf
全国の死者・行方不明者は19名について,筆者がこれまでに行っている豪雨災害時の人的被害に関する研究での調査手法にもとづき,分類を行った.
このように,今梅雨期の人的被害に関しては,特に近年の傾向と大きく異なる特徴は見いだせない.
7月中にいくつかのメディアで報道されました.個別の記事は紹介しませんが,記事のリストを挙げておきます.
今梅雨期の豪雨に関しての当方のコメントが,7月17日付け毎日新聞に紹介されました.
時間帯別の被災状況は,以前から集計したいと考えている観点ですが,かなり情報として曖昧な部分が多く,まだ行っていません.帰宅時間帯の遭難が多いのでは,というのは犠牲者の情報蓄積をしていての印象です.
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豪雨:岐阜・八百津3人死亡 「雨が憎い、残念」知人、唇かみ
観測史上に残る激しい雨を降らせた岐阜県の豪雨から丸一日が経過した。3人が暮らした民家を押し流した八百津町の土砂崩れ現場では、16日夜までに3人全員の遺体が土砂の中から見つかり、懸命の救助作業を続けた人々は一様に肩を落とした。一方、急激な増水で乗用車の3人が行方不明になっている可児市の現場周辺では、不明者の捜索が夕方で打ち切られた。17日早朝に再開する。家族の安否を気遣う人々は、重い足取りで帰宅した。
<中略>
◇冠水でエンスト、近づかず避難を
可児市土田の可児川にかかる虹ケ丘橋付近で行方不明になった男女3人は、いずれも冠水した高架下を車で通りかかり、被害に遭ったとみられる。豪雨災害に詳しい静岡大防災総合センターの牛山素行准教授(災害情報学)は「冠水は車がエンストする可能性があり、近づかず避難してほしい」と指摘している。
牛山准教授の調査によると、04~09年の国内の洪水被害による死者の8割は車や徒歩による移動中。乗用車は20~30センチの冠水でエンジンが停止するといい、乗用車で冠水地帯に突っ込んでしまい被害に遭うケースは少なくないとみられる。
15日夜、可児市の現場を車で通りかかった男性(34)によると、高架下道路は午後7時40分ごろ約20センチ冠水。その後、エンジンが止まり立ち往生、高架下に濁流が流れ込んだ。
牛山准教授は「高架下は特に浸水しやすく、水が流れ込んだら打つ手はない」と話す。
増水が午後8時ごろと、帰宅時間と重なったことも被害を広げた。
牛山准教授の調査では夜の被害が多いといい「早く家に帰りたいと思うが、冷静になり、冠水場所に近づかないことが重要だ」と訴えた。【中村かさね】
<中略>
◇想定以上の増水、30分間で一気に--高架下の市道
3人が行方不明になった可児市土田の名鉄広見線高架下の市道は、同市が06年に作成した洪水ハザードマップで「危険な地下道」に指定していた。しかし、想定以上の急激な増水に対処できなかったとみられる。
市土木課によると、15日夕の豪雨を受け、午後7時ごろ職員が現場を巡回。その時は排水ポンプが正常に作動し通行に支障はなかったという。しかし同7時25分ごろ、冠水時などにポンプの異常を示す自動通報が同課に入り、ポンプの管理委託会社の社員を派遣。同8時ごろ社員が現場に着いたが、既に市道は冠水し、車が流されている状態だったという。同課は「約30分の間に一気に増水した。可児川のはんらんした水が(約100メートル離れた)ここまで流れ込むとは想定外だった」と話した。同市道は国道41号から可児市街に抜ける近道のため、周辺住民らが通勤などでよく利用する。だが、15日夜に現場周辺に居合わせた同市の男性会社員(34)は「雨の日は通行を避けた方がいいと知人から言われていた」と話す。男性によると、現場の市道脇には冠水を知らせる赤ランプが設置されているが、当時は点灯していなかったという。
一方、岐阜県美濃加茂市の会社員男性(66)は「ポンプで水をくみ上げているので多少の雨では冠水しない。これまで通行止めになったことはなく、心配したことはなかった」という。近くに住む無職、渡辺公義さん(80)は「これからは大雨の時に市が通行止めにするなどの対応が必要では」と話していた。【黒尾透、稲垣衆史】
7月17日に,豪雨による被害の生じた岐阜県可児市,八百津町を現地踏査してきました.
左写真は,名鉄広見線のアンダーパスが冠水し,通行中の車が動けなくなるなどして2台,3名の方が行方不明となった現場です.可児川の100m程北側の下位砂礫台地面を掘り込んで作られています.この付近の可児川に人工的な堤防はありませんが,平水時の水面は下位台地面より5~10m程度下にあり,アンダーパスの最低部でも常時水面下という状況ではなさそうです.無論,川のすぐ脇であり,氾濫すれば影響を受けやすいところではあります.
左写真は八百津町野上で,斜面崩壊により住家1棟が倒壊し,住民3名が亡くなった現場です.長さ約100m,流域面積1ha程度の小さな谷から土砂が流出し,谷出口にあった住家を倒壊させたようです.現場は急傾斜地崩壊危険箇所でした.この現場の300m程西側の斜面でも小規模な土砂流出が見られましたが,他には付近で目立った土砂流出は見られませんでした.
現地の位置関係は下記リンクを参照ください.
今年の梅雨期は,特に末期に中部以西の各地で連日豪雨による災害が発生しました.7月20日14時現在の消防庁資料によると,6月11日からの被害の全国の合計が,死者・行方不明者19名,住家の全壊34棟,床上浸水2026棟などとなっています.住家被害はまだ変化すると思います(まだ増える可能性の方が高いですが,減る場合もあります).1ヶ月以上の事例を合算すると,比較的まとまった被害となりました.特定の場所で集中的な被害が生じたわけではなく,中小規模の災害が各所で発生した形態です.
左図は,気象庁資料を元に1971年以降の6月及び7月の豪雨による被害を年別にグラフにしたものです.グラフ右端の点は,上記消防庁資料による値をプロットしたものです.災害統計は,出典によって同じ年でも大きく異なることがあり,ましてや今年の値はまだ暫定的なものであり直接比較はできません.ただ,最近10年ほどと比較しても,今年の梅雨期の被害が特別に大きかったという状況ではないように思えます.グラフ縦軸が対数であることにも注意してください.
今のところ,今年の梅雨期の豪雨災害に関して,当方では特に重点的な調査研究を行う予定はありません.最近の事例を見て,豪雨と災害の関係についての基礎的な情報整理をあらためてしておく必要性があると感じており,当面,その観点からの作業に力を入れたいと考えています.
7月16日夕方,広島県庄原市の一部で河川の氾濫や土砂災害があり,複数の人的被害が生じている可能性があるようです.
この事例は,非常に難しい事例といえます.アメダス庄原では24時間降水量,72時間降水量とも,1979年以降最大値よりだいぶ小さな値です.1時間降水量は17:40に64mmで最大値と同値ですが,3時間降水量は同じく64mmでそれほどでもない.災害発生現場近くにある広島県設置の川北観測所では,17時の1時間降水量が54mmですが,16-19時の3時間で125mmで,これはアメダス庄原の3時間降水量の最大値95mmよりだいぶ大きな値.
かなりいろいろな角度でみないと,激しい雨であることが把握しにくい事例といえます.庄原市に土砂災害警戒情報が出されたのは18:10で,これは災害が起こり始めた時刻頃のようです.
何もかもが予測困難,想定外の降り方であるかのような言われ方が頻繁になされますが,必ずしも妥当ではありません.庄原の事例は確かに,事前に予見することがかなり難しかった事例と言っていいと思いますが,このような事例ばかりではありません.
この報道が本当ならば,土砂災害警戒情報を「細かく使いすぎた」事例になると思います.
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(7月16日付 中日新聞)
現場の野上地区では、15日午後8時40分の避難勧告と土砂崩れの発生がほぼ同時で、避難が遅れた。「これまで大きな土砂崩れがなく、町のマニュアルに沿って判断した」(纐纈秀行総務課長)としている。
町対策本部は、土砂災害警戒判定図の基準を超えた順に、同町東部の山間4地区は午後8時15分に、野上地区など町中心部に近い4地区は同40分に避難勧告を出していた。
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八百津町への土砂災害警戒情報は7月15日18時00分に発表されています.「土砂災害警戒判定図の基準」というのは,おそらく土砂災害警戒情報の補足情報として公開されているメッシュ毎の判定図のことだと思います.
土砂災害警戒情報自体は,実況値だけでなく,予測値も踏まえて,土砂災害の危険性が高まりつつあるとき,あるいはこれから高まると予想されるときに発表されます.一方,判定図は実況値と予測値が合わせて表記されます.その実況値を見て「まだ基準を超えていないから大丈夫」という考え方は,手遅れになります.この情報を細かく使いすぎていることになります.
当該地域において,土砂災害警戒情報自体は,十分な時間的余裕を持って発表されていました.それが生かされていなかったことが悔やまれます.
土砂災害警戒情報については「市町村単位では粗すぎる,もっと細かく」という「ニーズ」が非常につよく言われます.その「ニーズ」への答えの一つが補足情報の判定図やメッシュ情報です.しかし,それらを使って,避難勧告対象地域を細かくしよう,細かくしようというやり方は,よっぽど自信があるのであれば結構ですが,基本的には「やりすぎ」だと私は考えます.
本年の一連の梅雨前線に伴う大雨で,おそらく最後になりそうな豪雨が,7月15日夜に岐阜県付近で発生しました.
昨日の記事で,「たまたま,短時間降水量がそれほど激しくない(あるいは短時間降水量が激しかった地点では長時間降水量が大きくなっておらず)状況であることから,致命的 かつ大規模な災害に結びついていないに過ぎません」と書きましたが,15日夜の豪雨は,今年のこれまでの豪雨事例とやや性質が異なり,短時間,長時間ともに大きいという,危険性の高い豪雨でした.
人的被害の生じた岐阜県八百津町付近にAMeDAS伽藍がありますが,ここでは15日に24時間降水量,48時間降水量,72時間降水量が1979年以降最大値を更新しました.1時間降水量の更新はなかったものの,18時46.0mm,19時42.5mm,20時25.0mm,21時54.5mmと強い降り方が続き,本事例のピーク1時間降水量である21時の54.5mmが記録されたときに24~72時間降水量の最大値が更新されるという,非常に危険な降り方でした.
この豪雨に伴い,土砂災害による人的被害,アンダーパスの浸水による車移動中の人的被害が生じている模様です.
本事例に関しては,現在情報収集中です.
ここ数日,西日本を中心としてまとまった雨となっています.7月15日13時現在のデータでは,7月14日から15日の間に,全国のAMeDAS観測所(統計期間20年以上)で,1979年以降最大値を更新した観測所は,1時間降水量1箇所,24時間降水量2箇所,72時間降水量10箇所となっています.つまり,長時間降水量については記録更新(当該地点としては激しい量の降雨)がやや目立ったものの,短時間降水量はそれほどでもないということになります.
少し見方を変えて,1時間降水量50mm以上は,7/13~7/15の間に全国の16観測所で18回(つまり2箇所では50mm以上が2回観測された)観測されましたが,このうち,50mm以上を記録した際に,72時間降水量の1979年以降最大値が同時に更新されていた観測所は,7月15日朝の山口県秋吉台,豊田の2箇所.24時間降水量の最大値が更新されていた観測所はありませんでした.つまり,短時間降水量が激しく,かつ長時間降水量も大きな記録が生じていた観測所はほとんど確認できなかったことになります.
7月15日正午頃の時点では,消防庁から全国の被害集計は発表されていません.降水量記録から,被害が出そうな県を調べてみたところ,福岡県では,15日10時35分の資料で,死者不明者0人,住家全壊3棟,半壊0棟,床上浸水85棟とのこと.広島県では15日10時の資料で,死者不明者4名,全壊2棟,半壊2棟,床上浸水約69棟.山口県はまだまとまった資料が出てきていませんが,報道されている範囲内では,死者不明者はなく,床上浸水が100棟以上との情報もあります.今後,被害の値は増える可能性もありますが,今のところは,毎年複数回発生している規模の被害と見ていいのではないかと考えています.
豪雨による災害は,洪水,土砂災害いずれにおいてもそうですが,長時間降水量の値が大きいだけでは大きな被害には結び付きにくいものです.逆に,短時間降水量だけが激しくても大きな災害には結びつきにくい傾向にあります.被害の規模がそれほど大きなものになっていないのは,このような雨の降り方と関係しているもののようにも思えます.
繰り返し強調しておきますが,「たいした雨ではないから大丈夫」と言っているのではありません.ここしばらく雨が続き,長時間の降水量は比較的大きくなっています.たまたま,短時間降水量がそれほど激しくない(あるいは短時間降水量が激しかった地点では長時間降水量が大きくなっておらず)状況であることから,致命的かつ大規模な災害に結びついていないに過ぎません.非常に危ない橋を渡っている状況下にあることは間違いありません.
左図は全国AMeDAS観測所で,日降水量200mm以上が記録された回数を年ごとに示したものです.この図に見るように,2008年,2009年と,まとまった雨が降る日数が「記録的に少ない年」が続きました.ひょっとすると「日本には梅雨というものがあって,たくさんの雨が広域で降ることは珍しくないんだ」ということが忘れ去られたのかも知れません(本気で言っているのではありませんが,一部報道への皮肉です).しかし,梅雨末期にはこのような長雨と,長雨の後の短時間の豪雨という現象がよく起こるものなのです.長雨が続いていることはけっしていい状況ではありません.まだしばらく,要注意であることは間違いありません.
以前ご紹介していたように,7月10日(土)に,しずおか防災コンソーシアムの月例一般向け講演会「土曜セミナー」で,「2010年2月28日チリ地震津波の際の避難行動調査の概要」と題して,3月から4月にかけて岩手県,静岡県で実施した津波に関する住民アンケートの概要報告を行いました.当日配付したスライド資料を下記に公開しています.
4地区結果概要スライド
http://disaster-i.net/notes/20100710.pdf
土曜セミナーに続いて,調査を実施した地元でも,同様な結果報告会を行っています.7月12日(月)には静岡県松崎町で,7月13日(火)には静岡県湖西市新居町で報告会を行いました.実際にアンケートに回答された方も参加される中での報告会は緊張するところもありましたが,地元ならではの質問なども寄せられ,大変勉強になりました.
一部メディアの報道を見ていると,連日日本各地で「記録的な豪雨」が発生し,大変なことになっているかのような印象を受けそうです.しかし,客観的に見て,本年はまだ「記録的な豪雨」が多発している状況ではなく,「豪雨による災害」も多発している状況にはないと筆者は考えています.
目立って報道されている,鹿児島県南大隅町で発生した土石流は,崩壊の規模,生産土砂量などはかなり大規模なものであることは間違いありません.しかしながら,社会的に大きな被害にはつながっていません.この事例に限定せず,今年になってから鹿児島県で発生した豪雨による被害として,鹿児島県から発表されているものは以下の通りです.
7/3~5 死者2名,全壊3棟,半壊1棟,床上浸水1棟
6/18~23 死者無し,全壊無し,半壊無し,床上浸水3棟
つまり,「避難に成功したから被害が目立たないのではないか」と思うかも知れませんが,その面も否定はしませんが,そもそも家屋の被害自体が比較的軽微で,「避難 したから被害を免れた」とは言い切れない状況にあります.
降水量自体も,まだそれほど「記録的」にはなっていません.2010年1月1日から,7月8日までの時点で,全国AMeDAS観測所のうち統計期間20年以上の観測所を対象に集計すると,降水量の最大値を更新した観測所は次の通りとなっています.
1時間降水量 5箇所
北海道・上富良野,岩手県・荒屋,長野県・大町,鹿児島県・吉ケ別府,鹿児島県・佐多
24時間降水量 3箇所
北海道・森野,兵庫県・福崎,鹿児島県・上中
72時間降水量 2箇所
鹿児島県・川内,鹿児島県・東市来
地点数自体,あまり多くはありません.また,短時間降水量の記録更新と,長時間降水量の記録更新が同時に発生した地点もありません.
被害の面で見ても,鹿児島県に限らずそれほど目立った被害は今のところ発生していません.大きな被害が発生し始めたときは,消防庁ホームページに被害等の総括表が掲載されますが,今年は豪雨災害についてはまだ掲載事例はありません.
繰り返し主張していることですが,「たいしたことがないから大丈夫」といっているのではありません.毎年発生する災害事例と比較してそれほど激しい状況になっていない段階で,繰り返し繰り返し「記録的」「災害多発」などということが適切でないと言いたいのです.本当に「記録的」で激甚な災害が発生しそうになったときに,その警告が「またか」と軽視されてしまうことを懸念しているのです.
九州南部では「長雨」が続いていることは確かです.鹿児島県内の本土側のAMeDAS観測所のうち,6箇所(八重山,東市来,輝北,喜入,内之浦,佐多)では,2010年6月の月降水量が,1976年以降の最大値を更新しました.「6月の月降水量としての最大値」ではなくて「通年の月降水量としての最大値」の更新です.
月降水量などの非常に長い積算降水量が多いだけでは,洪水,土砂災害には直結しませんが,その後に,1時間,24時間などの降水量が「記録的」になると,危険性が高まります.警戒を怠ることのできない状況であることは確かです.
2010年2月28日のチリ地震津波に関するアンケート調査の,概要報告書を公開しました.なお,沼津市内浦地区については,近日中に公開の予定です.
4地区結果概要スライド
http://disaster-i.net/notes/20100710.pdf
岩手県陸前高田市今泉地区報告書
http://disaster-i.net/notes/20100228imaizumi.pdf
静岡県松崎町松崎地区報告書
http://disaster-i.net/notes/20100228matuzaki.pdf
静岡県新居町向島地区報告書
http://disaster-i.net/notes/20100228arai.pdf
知人かららの依頼で,防災科学技術研究所の契約研究員募集の案内を紹介させていただきます.
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★★ 職員採用情報
<自然災害情報室の契約研究員の募集について>★★
自然災害情報室では5月末に退職した契約研究員の補充のため、研究員を募集することになりました。
仕事内容は自然災害情報室の責務(災害に関する情報および資料の収集・整理・保管・発信)のうち、特にネットを活用した災害情報の発信を中心に、海外の災害情報の収集や所外の関連機関との連携を強化することなどを担っていただきたいと考えています。
希望される方は防災科研の採用情報のページをご覧いただいた上でご応募下さい。締め切りは7月30日です。
http://www.bosai.go.jp/saiyo/saiyou.htm
当方の管理しているメインのwebである,disaster-i.netが,サーバ管理会社側のトラブルにより2010年7月2日01時頃から2日20時頃まで停止しました.現在はおおむね復旧しているようです.
この間,メールサーバも停止し,当方宛のメールが受信できない状態となりました.20時現在,メールは順次届きつつありますが,影響はおそらくしばらく残るものと思われます.一部,メールがリターンしてしまったケースがあるかもしれませんので,なにかお気づきの方はご連絡いただければ幸いです.現在はメールは受信できる状態となっています.
ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びいたします.
当方の管理しているメインのwebである,disaster-i.netが,サーバ管理会社側のトラブルにより2010年7月2日01時頃から現時点(2日17:40)もまだ停止中です.
同時にメールサーバも停止しているため,現在当方へのメールが届かない状態となっております.
なお,下記リンクのメールフォームからのメール送信していただくと,当方でメールを受信することが可能です.