新年のご挨拶
謹んで,新年のご挨拶を申し上げます.
「デジタル化が進んでいないけど数値データが残されている時代(明治中頃~昭和40年代くらい)」のことを調べるのが私は好きで,それらの時代の気象データ,新聞記事などを見ることがよくあります.
印象的なのは,1945年8月の気象観測データ.気象台などの公的観測所はもちろんのこと,個人などに観測を委託していた観測所においても,8月15日の観測データは当たり前のように記録されています.16日以降も,9月以降も同様.
「それこそ正常化の偏見」とか言う人もいるかもしれませんが,私は,国家が無くなるかもしれないという状況の中で,多くの人々が粛々と職務をこなしていたことに敬服します.
1945年の日本が置かれた状況と,2012年のそれとは,どちらが危機的であるといった比較ができるものではないとは思います.しかし,置かれた状況の中で,一人一人が,それぞれの「役割」を果たすことは,今も昔も変わらぬ意味があることだと私は思います.
本日より本格的に新年が始動します.「自分ならではの仕事」とは何か,どうすればそれができるかを考えていきたいと思っています.
« 東日本大震災 津波以外の遭難者について | トップページ | 津波到達直前の陸前高田市防災無線の内容・加筆版 »
「お知らせ」カテゴリの記事
- 今後はこのブログはnoteに移行します(2020.07.28)
- 自然災害科学中部地区研究集会(2019/3/2)の発表者募集ご案内(2019.01.07)
- 自然災害科学中部地区研究集会(2018/3/3)のご案内(2018.02.17)
- 11月29日(水)に岩手県岩泉町で災害調査報告会を行います(2017.11.28)
- 「平成29年7月九州北部豪雨」現地調査速報会(8/24東京・日本気象協会)(2017.08.16)