7月11日の気象情報
災害前夜の7月11日夕方に熊本県に出された気象情報.残念ながら,この時点ではここまでの災害の切迫性は読み取れそうにない.
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大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報 第2号
平成24年7月11日16時25分 熊本地方気象台発表
(見出し)
熊本県では、12日明け方から昼前にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害、浸水害、河川の増水やはん濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。
(本文)
朝鮮半島にある梅雨前線が、12日にかけて九州北部地方を南下し、前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、活動が活発になる見込みです。
このため、熊本県では、11日夜遅くから雷を伴った激しい雨が降り、12日明け方から昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。
また、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれがあります。
<雨の予想>
1時間降水量(多い所)
11日 40ミリ
12日 70ミリ
11日18時から12日18時までの24時間降水量(多い所)
250ミリ
<防災事項>
土砂災害、低地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒して下さい。
落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めて下さい。
今後、気象台が発表する警報や注意報、竜巻注意情報、気象情報などに留意して下さい。
次の「大雨と落雷及び突風に関する熊本県気象情報」は、12日06時30分頃発表の予定です。
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