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2012年8月31日 (金)

「南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定の公表」一考

2012年8月29日に公表された「南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定」に対する牛山 @disaster_i の考えと,関連ツイートをまとめました.

想定にとらわれるな,じゃなかったの? 「南海トラフの巨大地震に関する津波高、浸水域、被害想定の公表」一考
http://togetter.com/li/363966

いくら「詳細な」「正確な」被害想定をしても,そのこと自体で被害は減らせない.いくら「地震に備えた避難訓練」を精緻にしても,揺れによる犠牲者を減らすことはほとんど期待できない.本当に被害を減らしたいのなら,各自が個別具体的に考える事が重要.

2012年8月30日 (木)

8月30日付け毎日新聞(全国)南海トラフ巨大地震特集面

8月30日付け毎日新聞(全国)南海トラフ巨大地震特集面に,当方のコメントが下記のように掲載されました.

「(行政は)想定を示したのだから責任を持って安全を確保すべきだ」という考え方に私は賛同しません.災害に関する様々な情報が整備されつつあり,それらをもとに「どこで,どのように生活するか」を考えるのは最終的には各自だと思います.できること,やっておかなければならないことはいろいろあるはずです.

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●個々人の判断材料に

牛山素行・静岡大准教授(災害情報学)

 今回の想定は、そもそも東日本大震災を受けて大きな被害想定を出すために示された数字といえる。驚いたり、悲観したりする必要はない。条件設定を少し変えるだけで結果も大きく変わっており、細かい数字にとらわれることもない。浸水域や浸水深などを見て、地域ごとのリスクの濃淡を知ることに役立てればよいのではないか。
 東日本大震災後は、津波に備える動きが活発だが、豪雨災害など他の災害に対しては、ここまで頻度の低い大規模なものにまで備えようとはしていない。例えば火山災害でも、今回想定された地震・津波のような低頻度巨大災害と同じような壊滅的な被害が出る可能性はある。まずは頻度の高い災害への対策から始めるべきだろう。
 被害想定はもともと自治体などが防災計画を立てるためのものだが、今回の想定ほど大規模の災害に対しては、万全の対策を取るのは極めて難しい。自然に対してはかなわない場合もある.そうした場合は、そうした場合は、それぞれが納得する備えをすればよいと思う。例を挙げれば高台移転をするか、しないか。今回の想定は個々人がそういう判断をするための材料になる。
 被害想定は唯一絶対のものではない。対策ができないから思考停止するのではなく、従来できていなかったことをまずやるべきだ。地震・津波災害においてすべてに優先するのは耐震化。道路や住宅が壊れてしまえば、津波からの避難さえできない。町の耐震性を上げることは、絶対に無駄にならない。

2012年8月28日 (火)

【後日訂正】「経験したことのない大雨」情報の伝え方は変わっていない

8月28日付け記事で下記のように書きましたが,伝え方は変わっていなかったようです.7月の阿蘇豪雨時の全般気象情報などの記事をちゃんと保存していなかったこともあり,誤認したようです.ご指摘いただきありがとうございました.

結局,防災情報提供システムから配信されるメールのヘタイトルは「全般気象情報」等のままで,「記録的な大雨に関する全般気象情報」という「見出し」は「全般気象情報」の本文を読まないと認識できない状況は変わっていないようです.

気象庁が出す情報における固有名詞としての「気象情報」が,「とってもとっても大事な情報だ」ということをしつこく周知するしかないのか・・・

本文は,記録のため残しておきます.

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今年から始まった「これまでに経験したことのないような大雨」という情報ですが,少し伝え方が変わったようです(訂正・変わっていません).府県気象情報として伝えられていたものが,「記録的な大雨に関する**気象情報」という,情報自体の見出しがつくようになった模様です(訂正・元々そうでした).昨日8月27日の事例を記録しておきます.

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記録的な大雨に関する全般気象情報 第1号

平成24年8月27日22時50分 気象庁予報部発表

(見出し)
鹿児島県奄美地方では、これまでに経験したことのないような大雨になって
います。この地域の方は、厳重に警戒してください。

(本文)
なし。

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記録的な大雨に関する九州南部・奄美地方気象情報 第14号

平成24年8月27日22時54分 鹿児島地方気象台発表

(見出し)
鹿児島県の奄美地方では、これまでに経験したことのないような大雨になっ
ています。この地域の方は厳重に警戒してください。

(本文)
なし。

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記録的な大雨に関する奄美地方(鹿児島県)気象情報 第18号

平成24年8月27日23時05分 名瀬測候所発表

(見出し)
奄美地方の瀬戸内町、宇検村、大和村および徳之島では、これまでに経験したことのないような大雨になっています。この地域の方は厳重に警戒してく
ださい。。

(本文)
なし。

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