リアルタイム豪雨表示システムを閉鎖しました
当方で運用してきました「リアルタイム豪雨表示システム」を本日閉鎖しました.昨年7月以降まともに動かしていなかったのですが,本日完全に公開を停止しました.2001年4月の公開から12年にわたって維持してきましたが,もはや役割を終えたと思っています.記録として,システムの概要パンフレットをリンクしておきます.
http://www.disaster-i.net/notes/rain_leaflet.pdf
公開当初から2000年代の半ばまで,アメダスの降水量データを携帯でも軽く見ることが出来るサイトは,このシステム以外にほとんどありませんでしたし,過去の記録と見比べることが出来るサイトにいたっては全くない時代が長く続きました.現在も,「過去の記録との対比」は必ずしも十分出来る状況ではありませんが,数年前からは気象庁の
最新の気象データ
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/index.html
がかなり実用的になってきて,もはや私の動かしてきたシステムは役割を終えたなと思っていました.
私は元々プログラミングやシステム開発は得意ではないですし(信じられないでしょうがこのシステムはほぼawk,GMT,バッチファイルだけで動いていました),身の回りの変化によって,こういったことに取り組む余裕もなくなってしまいました.
研究目的で本システムを母体とした,降水量を自動監視するスクリプト的なものは動かし続けていますが,安定していませんし,自動運用するシステムとして公開することはもうありません.なんにせよ,時代が変わったなと思っています.
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