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2014年8月24日 (日)

広島豪雨災害・死者・行方不明者数について(8/22時点の所感)

今回も,犠牲者の発生状況を詳しく調べる必要性を再認識.現時点で人数すら確定していないことは少し衝撃的だが,2011年紀伊半島豪雨の時も,人数確定や身元確認は1,2日ではすまなかった.
一般に,自然災害の死者・行方不明者数は,災害発生後数日間は増え続け,どこかでピークが生じてその後は減る.数カ月たつと,関連死者を加算して若干増える場合があるが,直後のピークを超えることはまずない.というのがここ10年ほどの状況.東日本大震災はすべてが通用しないが.
おそらく今は,「発表される死者・行方不明者数が増えるフェーズ」の数日間の中にあると思う.人数の大小についてはしばらく言及しないでおくことにする.
 
あくまでも一般論だが,「行方不明者」はご遺体として発見されて「死者」となるケースと,さまざまな誤認・ダブルカウント・災害以外の理由による死亡や失踪等により行方不明者でなくなるケースがあり,後者は決して少なくない.極端な例だが,東日本大震災の死者・行方不明者数(直接死)は,最も多く報告された数字に対して1万人近く減少した.
エリートバイアスとか言われそうだけど,ともかく,数字を慎重に見たいと思っているところ.

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