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2017年10月25日 (水)

2017年台風21号による静岡市清水区沿岸部の高潮・高波被害の簡単な現地踏査

今回の台風21号では,太平洋側の広い範囲で高潮及び高波による被害が(大規模とは言えないが)各所で見られたようだ.静岡市内の沿岸部を本日10月24日に少し見てきた.

清水港周辺 goo.gl/F7Ucq4 確かに浸水痕跡が見て取れる.植え込みの所に浮遊したと思われる木などが.この付近は明瞭な防潮堤はなく,海から遮るものはない.ただし浸水痕跡が見られる範囲は限定的で,住家のある範囲に浸水等被害は確認できない.

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由比漁港 goo.gl/xE3aSa 道路の舗装面が流失している.洪水などの被災地でよく見る光景で,浸水により舗装面の下まで水が入り,舗装面が浮き上がって流されたものか.この付近も,集落は高所または防潮堤の陸側にあり,住家には被害がない.

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由比地区南側,静岡県内ではよく知られたビューポイント「さった峠」の麓.スマル亭というそば店 goo.gl/dmau2c が損壊.隣接する2棟の建物も海側に損壊が見られた.ちなみにスマル亭は静岡市周辺にいくつかある店で,格別うまくはないが私は好きである.

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スマル亭隣接建物の損壊状況,コンクリート造なのか,壁面は損壊しておらず,柵?の一部が損壊.また,なにかの収容ボックスが基礎コンクリートごと倒れていた.

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スマル亭の建っている位置の地盤高さは,海面からの比高約4.5m,地盤から約2.0mの防潮堤があり,さらに建物の海側にはもう1本高さ約2.0mの擁壁がある.地盤から約3.0m付近までの壁面が損壊し,建物反対側まで波が突き抜けた形跡が見られた.人的被害は確認されていない.

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