2019年台風19号災害時の災害情報に関するアンケート【2019/10/29速報版】
当方では,台風19号による影響を受けた,神奈川県,長野県,静岡県の一部を対象に,台風接近前後の対応や,防災情報に対する認識などについての調査を実施しました.主な結果は以下のようになります.
- 警戒レベルの数値と,避難勧告等の言葉の関係を適切に認知は3~4割
- 「災害発生情報」という言葉は,レベル1や2と認識の回答が4割で,危険性の高い情報と受け止められていない可能性
- 「狩野川台風に匹敵」という情報は8割前後の回答者が聞いていた.狩野川付近で大きな被害というイメージにある程度つながった可能性
- 居住市町村での被害は神奈川,静岡では6割程度がイメージ.長野では3割程度
- 自宅の停電,暴風の被害は比較的多くの回答者がイメージ,洪水をイメージした回答者は少
- 実際には特別警報が発表されていない地域でも6割前後が発表と認識
- 台風上陸当日の外出予定を何らかの形で取り止め・変更した回答者は,神奈川,静岡では8割以上が実施だが,長野では6割程度
調査結果概要スライド - 20191031report.pdf
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